HOMELUCKY CRAFT COLUMN

2010/06/29

キャスティング

キャスティング その5

ロッドを止めるや止めないとは文章で書くと、わけ解りませんが何時も僕が釣り人さん達の前で行っていることは、手首を思いっきり使うキャストと手首を固定してのキャストです。
本当は映像で説明するのが一番だと思いますが、今のところイメージでイラストを書いて説明いたします。
上の図は前〜後ろに大きく振った時のルアーの軌道と最後に働く力です。
ルアーの軌道は円運動になり、ルアーを真直ぐ遠くへ飛ばす為ではなく、ルアーを目の前に落とすための軌道&力になります。
近くに落としたくないので、糸を持った指を早めに離すと、テンプラ気味になります。
このキャストでもタイミングが合えば、真直ぐ飛びますし距離も出ます。
しかし若干の糸ふけは出てしまいます。
下の図はロッドを撓らせてそのシナリの力でルアーを飛ばした時の軌道です。

上下比べるとロッドの動く距離の違いと、シナリの違いが解ると思います。
僕が書いた図なので、インチキみたいですが、ロッドを真上に上げ手首を固定する意識で、前後ろに素早く振り続けるとロッドの曲がった感じが手に伝わります。
この曲がりが力になり、ルアーへ伝わり「綺麗に飛んで行く」のです。
その反対にロッドを真上に上げ手首のみで、大きく振ってみると図に描いたように、ロッドは大して曲がらずに、「ビュンビュン」と音がすると思います。

(つづく)

・キャスティング その6
・キャスティング その5
・キャスティング その4
・キャスティング その3
・キャスティング その2
・キャスティング その1