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Signature Lure / LC MTS Series
クランクベイトのパワーと高度な回避性能にシャッドプラグのスピードを融合。
クランクベイトで狙うカバー周りにもセレクティブなビッグフィッシュがいる。 そんな奴にはベイトフィッシュ系波動を発生するこのクランクベイトが最適。 2014年の鈴木 美津男氏の利根川50アップ最多キャッチに貢献したルアーでもある。

ラッキークラフトは職人・鈴木 美津男をアドバイザーに迎え、新たなクランキングパターンの確立を目指した。この『LC MTS』はスリムアップされ、シャッドプラグを彷彿させるボディから生まれる高速テールスイングアクションが最大の特徴。短い距離の中でも、水を蹴り上げる回数を向上させ、バスの側線に訴えかけるアピールパワーを持たせた。さらにロッドアクションを加えると、絶妙なヒラウチアクションを演出し、意図的にバイトチャンスを演出する事が可能になる。クリアウォーターでシャッドプラグをクランクベイトの様に使用するメソッドが確立されて久しいが、マッディーウォーターフィールドでクランクベイトをシャッドプラグの様に使用するのは未開の領域と言っても良いだろう。『LC MTS』はシャッドシェイプ・クランクベイトの妙技を極めた新境地と言っても過言ではない。障害物の回避性能を上げる高浮力樹脂を使用し、フックポイントを隠す様なリップ形状を採用する事でトラブルの発生リスクを極限にまで抑えている点にも注目して欲しい。
瞬間を読み取り、最も有効な手段を選択できるアングラーのセンスには全能が宿る。大自然と対峙し、一体化する行為、そのセンスを支えるのは他でもない『確かに機能する道具』である。スモールクランクでもスクエアビルクランクでも無い、新たなピース『LC MTS』がクランキングシーンの空隙を埋める。

このルアーのギミックは!!動き出しとトップスプードでのウォブリングの仕方が全然違うんですね。それはナント!!ボディーとリップ形状の角度と兼合いからカバークランクとして無くてはならない部分を兼ね備えていながら、ブレークや中層域で側線部を刺激してバイトさせる事も出来るシャッドの要素と言う2度オイシイクランクなんですね。

巷ではミノーのようなクランクだとか、クランクのようなミノーとか、そうそう、ルアーって製作者のその時その時の成長の経路図みたいなものだからね。迷走も之成長の一部!!正解も不正解も全てが結果的には正解なんですね!!かつてケビンバンダムと開発会議をしていた際に、"どんなルアーにでも必ず使い分けがある!!"と言い切られちゃった時には、やっぱチャンプはスゲーって思いました。その翌年にペンシルバニアでスミスウィックのもう既に廃盤になってたラトリンログのショートリップのフローティングバージョンってヤツを昔のタックルボックスから思い付いて引っ張り出して使って勝ったと聞いて、2度ビックリ!!やっぱあの人凄い!!

しばし脱線しましたが、クランクのお話。

とりわけラッキークラフトのクランク開発はリッククラン様やセカイノオオモリ(セカモリ!?)などから強烈な英才教育を受けて行われているので、正解と不正解の基準が他メーカーとはちょっと違います(クランクだけ)。

このクランクには、なぜキラーBはかつてスクエアリップもあったのに今はラウンドリップをメインに市販されているのか?Zoom Crankはなぜロングボディークランクにはスクエアリップを付けて販売しているのか?ウィーグルワートって良い良いって言うけど、結局なにが良かったの?ウォブンロールって日本ではよく聞くけど、その前にウィグリングって知ってる?本当のウォブリングって何?Yakima BaitのPoe's RC1でリッククランは94年にクラシックを優勝していますが、なぜそのプラスティック版を復刻してまで今現在使おうとしなかったか?このルアー、なぜガッチガチのスクエアリップではなくチョットだけ角丸めてあるの?それらを突き詰めた結果このルアーってどう日本のフィールドに合うの?

というお話の結論を経験値から感覚的に答えを出せるのは、日本では鈴木美津男さんか、鈴木利忠さんか、グランバスの前田さんか、九州の帝王桑野伸司さんか、もしかしたらクランクの天才塚謙さんくらいでしょうか・・・。だとしたらそんな特別な知識でもないかもしれませんね。

It's all about the decision. (判断が全て)これはツアーでチャンプになった人達と話していて必ず最後に行き着く言葉。優勝のかかった試合で一番大切なのは、備わった技術や勝てるルアーを持っていることは当たり前で、必要な事はいつ何処で何を正しく使うか!!Right Time, Right Bait!!

私達の結論は、このルアーって迷った時のルアーなのでは無いかと。いや、本当はそれも断定せずに暗闇に結論を投げ捨てたいところ・・・。バス釣りはどんな判断が正しいのかと答え合わせをするのも一つの楽しみで、でも人間と言うのは答えが簡単に出ないとどうしても迷ってしまいます。キラーBの歴史だったり、様々なルアーの歴史だったり、いろいろ行ったり来たりするのは迷っちゃった歴史なのではないかと。スクエアリップでカバークランクならば当然浮力が必要で、だけどなんで浮力を殺して細身なの?だってカバーから一歩手前にステージングしてたら普通のカバークランクだと食わないでしょ?あっそ!!迷ってるねぇ〜という心境の時にお使い下さい。そして結果が見えたら!!迷わず一番正しい第一選択希望選手にトレードして下さい!!

これはあくまでも本日までの開発結果から出た途中経過でして、明日もしかしたら全てがひっくり返るかもしれません。ちなみにアメリカでは最低限の浮力を殺さないBDS3しかこのタイプのクランクは受け入れられませんし、日本サイズで作られたMTS2.2は可能な限りバカ浮力になるよう暴れ泳ぎさせてあります。

アイテム LC MTS 2.2 LC MTS Mini DR
商品コード 0912 0914
全長 65mm 50mm
重量 10.5g 8.8g
深度 0.9~1.2m 1.8~2.1m
タイプ フローティング フローティング
フックサイズ #6, #6 #5, #5
イメージ カラー名 番号 LC MTS 2.2 LC MTS Mini DR
ナチュラルレインボーフレーク 1223
マズメブリーム 1224
マッディークラッククロー 1225
ナチュラルクラッククロー 1226
マットブルーバックチャート(ボーン) 1279
チャートキンクロ(ボーン) 1280
ブラックバックチャート(ボーン) 1301
雄ギル(ボーン) 1352
雌ギル(ボーン) 1353
ハッピーギル(ボーン) 1401
カメレオンレッドクロー(ボーン) 1407
リアルアユ(ボーン) 1418
チャートリュースシャッド(ボーン) 1556